2019-05-11



GW後半はロシアのウラジオストクとハバロフスクに行ってきた。

ロシアというちょっとミステリアスな土地というだけで

2時間半という近さとは裏腹に、妙な冒険ぽさがある旅だった。

ペルー/ボリビア/インド/アイスランド/ナミビアにつづてのロシア。

どの国も冒険レベルは高く、色濃く記憶に残っているのは、

インドの寝台列車、ナミビアのレンタカーでの移動、

今回のシベリア鉄道と、空港までの通勤ラッシュどハマり超満員のバス。

どの記憶も移動にまつわるものが多い。

移動するというのは、変化の過程であって、

それにはどこか不安と期待が入り混じっているからなのではと思う。

そういう名前をつけがたい感情のなかみた景色は、忘れがたい。




楽しい旅も終わって現実の到来という初日。

手帳の整理でもしようと挟まっていた一筆箋をひろげると、

「思い通りにならないから面白い」と書かれていた。

この手紙をもらった時はピンとこなかったけれど、

今の自分は妙に大納得してしまった。

(かつての自分よ、ピンとこなったのによくぞこの紙を捨てなかった!)



ここ一年はすごくいい経験もしたし、楽しかったけれど、

同じくらい思うように進まないこともあったせいで、

成し遂げられない目標に凝り固まって身動きが取れなくなっていた。

春になって雪解けが始まるように、3月ごろから少しずつ

わたしの凝り固まった思考も形を変えられるようになってきて、

思い通りにならないなりに楽しく過ごそう、

そう思って決めたロシアの旅だったのだ。


そんな旅のあとに再会した言葉だったから余計、

ああ、自分が必死に言い聞かせていたことは間違ってないんだ。と

その一筆箋に救われて会社のデスクで奥歯がぎゅーっとなるのを感じていた。


とにかくいろんなことを含めて本当良い旅となった。











 はやく土曜日よ来てくれ、、と切望していた金曜。

 ゆるい感じの打ち合わせで先輩と思いがけず個人的な話を互いにして、

 共感することも多く、あれこれ話してしまった。

 「いつもしんどいなー」と思うタイミングで
 たまたま明日香ちゃんと話をする機会が訪れて、
 その度救われている気がするなぁー。

 とその人は言ってくれた。

 自分がうまくいかない経験をしているおかげで

 誰かの役に立つこともあるんだなーと逆に私もその言葉に救われたのだ。

 思い通りにならないこともまた良しと更に思えた気がした。